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2013年8月3日土曜日

9月7日(土):第200回研究会記念シンポジウム

 1992年4月に発足したドイツ憲法判例研究会は、原則毎月1回の研究会を重ねて、本年9月、第200回研究会をむかえることになりました。
 つきましては、9月7日(土)14時より、第200回研究会を記念して、「憲法の規範力の可能性と限界―独仏の動向の比較を踏まえて」というテーマのシンポジウムを開催いたします。シンポジウムでは、戸波名誉代表による「ドイツにおける憲法の規範力」についての報告に続いて、ゲストとして慶應義塾大学教授の山元一氏をお招きし、フランスとの比較研究の視点からコメントを頂戴し、その後、参加者の皆さんにも積極的に討論に参加していただきたいと考えております。
 なお、本研究会では、この数年間、「憲法の規範力」というテーマで科研費による共同研究を行ってきましたが、今般、その成果を『講座 憲法の規範力』(全5巻)として発刊することになりました。そのうち第1巻『規範力の観念と条件』と第2巻『憲法の規範力と憲法裁判』が8月中に刊行される予定です。そこで、研究会終了後、『講座 憲法の規範力』出版祝賀会も兼ねて、第200回研究会記念祝賀会(立食パーティ)を開催いたします。
 第200回研究会・祝賀会については、非会員の方(大学院修士課程院生も含む)の一般参加も歓迎いたします。ご多忙のこととは存じますが、皆様お誘いあわせのうえ多数ご来場賜りますようご案内申し上げます。
 お手数ですが、準備の都合がございますので、第200回研究会記念祝賀会にご参加くださる方は、8月19日(月)正午までに運営委員・月報担当まで連絡くださいますようお願い申し上げます。


ドイツ憲法判例研究会第200回研究会記念シンポジウム
「憲法の規範力の可能性と限界――独仏の動向の比較を踏まえて」

日時:9月7日(土)14時
場所:専修大学神田校舎8号館(法科大学院棟)821(2階)
 *いつもの会場と異なります。ご注意ください。
 14:00 開催挨拶 
 14:05 報告:戸波江二名誉代表「ドイツにおける憲法の規範力」
 14:45 コメント:山元一教授(慶應義塾大学)「最近のフランス憲法学における『法と政治』」
 15:15 休憩
 15:30 討論
 16:50 閉会
 17:00~19:00 第200回研究会記念祝賀会・『講座 憲法の規範力』出版祝賀会
  場所:専修大学神田校舎8号館(法科大学院棟)今村記念ホール(2階)
  会費:専任教員5,000円、非常勤講師・大学院生等2,000円(予定)

クリップボード@月報第210号

玉蟲由樹
『人間の尊厳保障の法理』(尚学社、2013年)

松本和彦
「原発事故と憲法上の権利」斎藤浩編『原発の安全と行政・司法・学界の責任』(法律文化社、2013年)

谷口洋幸・斉藤笑美子・大島梨沙編
『性的マイノリティ判例解説』(信山社、2011年):国分典子三宅雄彦嶋崎健太郎の日本及びドイツの判例解説

【法学新報120巻1・2号(長尾一紘古希記念論文集)】
石村修
「人権(基本権)と私法上の公的主体――混合企業への人権適用――」1頁
工藤達朗
「基本権の属人的保障と属地的保障――在外日本人の基本権保障の視点から――」107頁
小山剛
「間接的ないし事実上の基本権制約」155頁
斎藤孝
「賠償請求権の法的性格――権利構造論を手がかりとして――」177頁
柴田憲司
「比例原則と目的審査――自由権制限の局面を中心に――」201頁
土屋武
「平等選挙原則のドグマーティク・断章――ドイツの判例・学説を中心に――」同293頁
畑尻剛
「最高裁の近時の諸判決と違憲審査制の二つの機能――『具体的規範統制』の複合的性格に関連して――」357頁
松原光宏
「理念的当為の概念をめぐって――J・-R・ジークマンの法理論」同607頁
三宅雄彦
「ドイツ国家教会法における国家の宗教的中立性――ベッカーとハイニヒの大学神学部地位論争――」455頁